9月24日のYouTube LIVEを振り返るレポート、第3回です。
スタッフやメニューの話から始まったLIVEでしたが、後半になるにつれて、話題はもっと大きなテーマへ広がっていきました。
▼YouTubeLIVE:ばあちゃん喫茶静岡・草薙店のオープンに向けてhttps://www.youtube.com/live/-t2J3HpPMr8

そもそも、なぜ私たちは「ばあちゃん喫茶」をつくるのか?という話です。
草薙は、この10年ほどで大きく変わってきました。駅周辺が整備され、新しい建物が増え、学生や若い人たちの活動も活発になっています。もちろん、まちが新しくなることは、とてもよいことです。一方で、県大文化通信の小林から、LIVEの中でこんな話がありました。
若い人の力で地域を活性化する。
それ自体は大切だけれど、もともと地域で暮らしていた人たちの役割まで、知らないうちに奪ってはいないだろうか。建物が新しくなり、まちがきれいになっていく中でも、昔からここで暮らす人たちが関われる「余白」を残したい。ばあちゃん喫茶は、そのひとつになれるのではないか。そんな話です。
私たちも、まさにそう思っています。「高齢者」という言葉を聞くと、「介護する人・支える人・守るべき人」そんなイメージが先に立つことがあります。
でも、今回93歳のばあちゃんと出会って、その印象は大きく変わりました。30分、40分歩くこともある。料理も好き。「働いてみたい」と、自分から前に出てくる。
もちろん、身体の状態は一人ひとり違いますし、安全への配慮も必要です。でも、年齢だけを見て「できないだろう」と決めてしまうことも、違うのではないかと思います。
LIVEの中で、大熊さんが使っていた言葉があります。「高齢者は、地域の資源でもある」という考え方です。
誰かに料理をつくり、お客さまと会話をして、若い人に何かを教える。少しだけ収入を得て、そのお金で買い物をする。孫にプレゼントをする。友達と食事に行く。
そうすれば、ばあちゃん本人だけでなく、地域のお店にもお金が回り、人とのつながりも増えていきます。
実際に、うきはの宝では、働いて得たお金を地元のお祭りで使ったり、何ヶ月か貯めて孫に自転車を買ってあげたりする方もいたそうです。そして、ばあちゃん喫茶で生まれるのは、仕事だけではありません。
働き始めたばあちゃん同士が仲良くなり、仕事がない日に一緒に温泉へ行ったりすることも。他にも誕生日会をしたり、LINEを覚えて、写真を送り合ったり。そんな関係も実際に生まれています。
HONEでインターンをしているもーりーも、以前うきはの宝に住み込みで参加したとき、「ばあちゃんたちが楽しそうに仲間同士で話している姿」が印象的だったと話していました。
働きに行くというより、「今日はあの人に会いに行こう」という感覚。そういう場所になったら、とてもいいと思います。
ばあちゃん喫茶は、ものすごく儲かる飲食店をつくるプロジェクトではありません。週1回から始め、ばあちゃんたちが無理なく働く環境づくりをして、地域の人がごはんを食べに来る。学生や子どもたちとも言葉を交わす。その積み重ねによって、これからも変わっていく草薙の中に、昔から暮らす人たちの居場所と出番を残していく。
私たちがつくりたいのは、そんな場所です。
9月24日のLIVEでは、ここに書ききれないくらい、働くこと、福祉、地域、世代間交流について、たくさん話しました。約2時間ありますので、ラジオ感覚でも構いません。
ぜひYouTubeのアーカイブもご覧いただけたらうれしいです。そして、皆さん自身の「何歳まで、どんなふうに働きたいか」も、一緒に考えていただけたらと思います。
▼YouTubeLIVE:ばあちゃん喫茶静岡・草薙店のオープンに向けてhttps://www.youtube.com/live/-t2J3HpPMr8