帰りたくなる五城目町
森山を描く『うばふとこ』を皮切りに五城目の魅力をもっと多くの人に届けたい!!
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2026/5/23 01:08
『うばふとこ』本番前日に起きた事
5月22日
本番前最後のリハーサルの日の朝
体育館で練習をしてきた数日
演出もだんだん固まり、
「本番の会場で作品を練り上げるぞ」
と、朝9時に会場へ向かっていた私たちのもとに、
役場から一本の電話が入りました。
「昨日、熊の目撃情報があったので、野外開催は中止できないか?」
突然の連絡でした。
役場の担当職員さんも苦渋の色。。。
私たちは、森山の麓“屋外”での開催に強いこだわりを持っていました。
けれど、ここで改めてみんなで話し合いました。
「音の出るイベントだから大丈夫」と押し切ることもできたかもしれません。
ですが、私たちは、自分たちの表現だけを優先するのではなく、
熊のいる地域で暮らしていくということ、
この土地で人と自然が共に生きていくということに、
もう一度きちんと向き合いたいと思いました。
みんなが安心して心地よく過ごせる形を選ぼう、
室内であっても、この作品のエネルギーはきっと届けられる、
そう確認し合い、屋内会場へ切り替えることを決めました。
ある意味では、
熊が現れたこと自体も、
この土地に“熊も共に生きている”ということを、
改めて私たちに示してくれた出来事だったのかもしれません。
そして急遽、雨天時用に押さえていた室内会場へ移動。
設営を終え、
「やっとリハーサルができる」
と思ったその時。
今度は、また別のトラブルが発生し、
その会場も使えなくなってしまいました。
途方に暮れながらも、
まず私たちは、
「一回落ち着こう」
と、お弁当を囲みました。

まだ、どこで開催できるかも決まっていない状態でのお昼の時間。。。
不思議なことに、
怒る人も、
イライラする人も、
誰一人いませんでした。
森山の見える場所で、
みんなで輪になってご飯を食べた時間は、
私にとって、とても美しく大切な時間になりました。
「こういう仲間と一緒に作品を作っているんだ」
改めてそう感じられた時間でもありました。
その後、町とも相談を重ね、
最終的に決まったのは、
実は室内会場の中で最も森山が美しく見える場所でした。
五城目町民センター4階「いやさかホール」
その昔は、その会場でたくさんの町の人たちが結婚式を挙げていた会場でもあり、
詩の作者・工藤兼雄美さんご自身も、
そこで披露宴を挙げていた場所だったのです。
本番当日、
会場に来てくださった方々からも、
「ここで私も結婚式したんだよ」
「兄弟の結婚式を思い出した、今でも皆仲良く暮らしているよ」
そんなお声がけをたくさんいただきました。
会場が変わったことで、
逆にこの作品と町の記憶が、
深く結びついたようにも感じています。
さらに前日に右往左往していた事で
装飾準備や設営、リハーサルは同時進行。
装飾に使おうとしていた草木染めの布もアイロンをかける時間すらなく、
途方に暮れていたら、
兼雄美さんの奥様が「アイロンがけは任せて」と。。。
布の全長120メートル。。。
本当に大変だったと思います。
おかげさまで本番当日の朝に
やっと舞台装飾に取り掛かれました。
元々野外の予定だったので、
自然そのままの木や花々でほぼ舞台装飾は充分だったのですが、
それも1から考える間も無く進めていかないとなりません。
でも、誰かが
「ここにこう飾ったらどう?」
と一言発すると。
じゃあ、こっちはこういう風にするね、
などなど、
誰かが指示を出さなくても、
自然とみんなが臨機応変に動き始め、
最終的には本当に美しい空間が生まれました。

本番後には、
たくさんの方から
「装飾が素晴らしかった」
という感想もいただきました。
さらに急な会場変更により、
来場者の方々が迷わないよう、
元の会場で、舞台終了まで外に立って案内をしてくださる方、
駐車場で誘導をしてくださる方など、
本当に多くの方に支えていただきました。
『うばふとこ』は、
たくさんの人の力で生まれた舞台だったのだと、
改めて感じています。
クラウドファンディングも残りわずかとなりました。
森山の麓から生まれたこの物語を、
これからも未来へ繋いでいけるよう、
最後まで応援いただけましたら幸いです🌿
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