17の国と地域を支える朝鮮大学校の学生たち
アジア競技大会で活動する朝鮮大学校の学生たちは、朝鮮選手団のサポートだけを担っているわけではありません。
41名のボランティア学生のうち半数以上は、各国・地域のNOC(オリンピック委員会)アシスタントとして活動しています。学生たちが担当しているのは、実に17の国と地域。それぞれが1人または2人という限られた人数で、担当する選手団や役員のサポートにあたっています。

学生たちが特に苦労したのは言語の壁です。担当する国や地域によって使用する言語はさまざまで、不安や緊張を感じる場面も少なくありません。しかし学生たちは、その困難にひるむことなく積極的にコミュニケーションを図り、選手団や役員の方々のために何ができるのかを自ら考えながら活動に取り組んでいます。
「少しでも選手たちの力になりたい」「自分にできることを精一杯やり遂げたい」
そんな思いを胸に、慣れない環境や言葉の違いを乗り越えながら奮闘する学生たちの姿からは、困難に立ち向かい、最後までやり抜こうとする強い責任感と成長が感じられます。
(ウズベキスタンのサポートを務めたナム・ミユさんの感想)
今回私は、第20回アジア競技大会でウズベキスタン選手団のサポートを担当し、普段なかなか関わることのできない方々と交流する貴重な機会を得ることができました。
外国語学部で学ぶ学生として、英語でコミュニケーションを取ることに大きな抵抗はありませんでした。しかし、活動当初は言葉や文化の違いから、思うように意思を伝えられず戸惑うこともありました。
それでも、約1週間という短い期間を共に過ごす中で、ウズベキスタンの方々が何を求めているのか、自分には何ができるのかを常に考えるようになりました。そして、相手の立場に立って物事を考え、一歩先を見据えて行動することの大切さを学びました。
また、ボランティア活動は単に言葉を翻訳して伝えるだけではなく、お互いの文化や価値観を理解し、一人の人として尊重し合うことが大切なのだと実感しました。
今回の経験を通じて得た学びや気づきを、今後の語学学習はもちろん、人生のさまざまな場面で生かしていきたいと思います。
(インドのサポートを務めたチョン・ソヒさんの感想)
私はアジア大会のボランティア活動で、インド選手団のサポートを担当しました。言葉が通じず苦労することもありましたが、少しでもインドの方々の力になり、アジア大会の成功に貢献できるよう努めました。
また、名駅支部で過ごした1週間は、愛知同胞の皆さんが食事や差し入れなどで温かく支えてくださり、不自由なく活動に励むことができました。
今回のボランティア活動を通じて、多くのことを学び、さまざまな出会いと経験に恵まれました。本当に有意義で、忘れることのできない貴重な期間となりました。

大会期間中の学生たちの活動や現場でのエピソードは、朝鮮新報でも日々紹介されています。(朝鮮新報の記事はこちらから。他にも多数の記事があります。)
ボランティア活動を通じて多くの経験を積み、一回りも二回りも成長していく学生たちの姿にも、ぜひご注目ください。
引き続き、朝鮮大学校ボランティア学生たちへの温かいご支援をよろしくお願いいたします