はじめに
ご無沙汰しております。
甲南大学メガネリサイクルプロジェクトです。
この度、私たちの活動にご支援・ご協力いただきました皆様、誠にありがとうございました。今回、学生3名がマレーシアを訪問し、現地の大学や地域の方々と交流しながら、メガネの配布活動を行いました。日本で皆様からお寄せいただいたメガネが、実際に現地の方々のもとへ届くまでを自分たちの目で見届けることができ、大変貴重な経験となりました。
今回は、マレーシアで行った学校見学とメガネ配布活動についてご報告いたします。
学校見学 
マレーシア国民大学を訪問し、活動や地域貢献の取り組みについて説明を受けました。大学内には、視力検査の練習室や実際に診察を行うクリニックがあり、視力検査から目の状態の確認、メガネの購入まで一連の流れを行える設備が整っていました。
視力検査の練習室では、複数人が同時に検査できる設備があり、鏡を利用した検査台とデジタル化された検査台の両方が用意されていました。また、「C」や「E」の向き、アルファベットや数字を読み取る検査、子ども向けの絵を使った検査など、さまざまな方法を実際に体験しました。さらに、診察室では実際の視力検査の様子を見学し、検眼枠などの設備も確認しました。レンズの度数を測定するレンズメーターや、フレームの形状に合わせてレンズを自動で削る機械も見学しました。日本企業の機械も多く使われており、日本とマレーシアとのつながりも感じることができました。
大学として目の不自由な方への支援に取り組みながら、学生が実践を通して知識や技術を身につけられる環境が整っていることが印象に残りました。施設や専門的な知識が充実しており、今後のメガネリサイクル活動にも活かせる有意義な見学となりました。
メガネ配布活動
ポートディクソンで、マレーシア国民大学の学生・教員とともにメガネの配布活動を行いました。
はじめに、マレーシア国民大学の学生が地域住民一人ひとりに丁寧な問診と視力検査を行いました。片目ずつの視力測定に加え、実際にレンズを用いて適切な矯正視力を確認し、その結果を記録しました。私たちは視力検査に必要な技術や知識が十分ではなかったため、検査の様子を見学し、その後のメガネ探しと配布を担当しました。その後、検査結果をもとに、近視用・遠視用・サングラスなどから適したメガネを探し、1人につき2~3本を試着してもらいました。見えやすさや着け心地を確認し、必要に応じて大学の教員からより適した度数のメガネを提案してもらいながら、本人に合ったものを選びました。
実際に自分たちが日々集めてきたメガネが、現地の方々のもとへ届く瞬間を目の当たりにし、回収から配布までの循環を実感することができました。一方で、メガネの度数などによってマッチングが難しい場合もあり、配布をより円滑にするための課題も見つかりました。今回の経験を通して、今後の回収方法や配布方法をより良くしていきたいと感じました。
今回、日本から持参した1,419本のメガネのうち、60本を現地の方々へ配布することができました。また、配布に至らなかった1,359本については、今後も必要とする方々への支援に活用していただくため、マレーシア国民大学へ寄付しました。
おわりに
今回のマレーシア訪問を通して、これまで皆様からご協力いただき集めてきたメガネが、実際に現地の方々の生活を支える一助となることを実感しました。また、現地での活動を通して、メガネを必要とする方へ届けるためには、度数や種類のマッチングなど、まだまだ工夫すべき課題があることも学びました。
今回の貴重な経験を今後のメガネリサイクルプロジェクトに活かし、より多くの方にメガネを届けられる活動へとつなげていきたいと思います。改めまして、今回の活動にご支援・ご協力いただきました皆様に、心より御礼申し上げます。皆様からいただいたご支援があったからこそ、今回の活動を実現することができました。
今後とも甲南大学メガネリサイクルプロジェクトをよろしくお願いいたします。